御挨拶
最近は御承知のように、てんかん、発達障害など来す遺伝性神経疾患の画期的治療法が開発されて参りました。特に神経系に効果のある、髄腔内酵素補充療法、脳血液関門(BBB)を通過する酵素補充療法、シャペロン治療、間質幹細胞を用いた再生医療、中枢神経を標的にする遺伝子治療法、SMAの核酸治療薬、遺伝子治療薬などが開発されて参りました。そこで小児神経専門医、代謝専門医、臨床遺伝医、基礎科学者との連携をもった神経代謝病研究会を開催する運びとなりました。さて、この度、第1回神経代謝病研究会を来たる2016年9月に東京慈恵会医科大学大学1号館講堂(3階)にて開催いたし、この分野の発展の為に貢献したいと存じます。
謹白
2016年8月吉日
神経代謝病研究会
代表 衞藤 義勝
一般財団法人脳神経疾患研究所
先端医療研究センター&遺伝病治療研所所長
東京慈恵会医科大学名誉教授